この記事を監修した人
ジムインストラクター 武内教宜
トレーナー歴16年の経験から、ミドル世代(35歳~50代)ビジネスパーソンの健康サポートを行う。専門分野は加圧トレーニングを用いた運動指導。著書「アラフォーオーバーダイエット」をはじめ、書籍8冊出版。YouTubeチャンネル「武内教宜|ジムインストラクター」でフィットネス動画配信中
- ※紹介しているスポーツジムは監修者が推奨しているわけではありません
スポーツジムと言っても種類がある!?
スポーツジムといっても、実はたくさんの種類があるのをご存知でしょうか?目的や通う時間帯などによって通いやすいジムは変わるので、自分にピッタリのジムがどういったものなのかを知っておくことが大切です。ここでは、そんなジムの種類についてご紹介していきます。
会員制スポーツジム
会員制スポーツジムは、多くの人がジムと聞いて想像するであろう大手のジムです。街の中心部や駅近に大きな建物があったりショッピングセンターのワンフロアにあったりと、通っていない人の目にも入りやすいので見たことがある人も多いでしょう。
以前は会員制スポーツジムというと夜までの営業で、遅くまで仕事をしている人には通い辛いという印象がありましたが、最近では 24時間営業している会員制スポーツジムも増えておりどんな人でも通いやすい場所になってきています。
そんな会員制スポーツジムの大きな特徴は、豊富な設備とスタッフのいる安心感、また比較的リーズナブルな料金設定であるということです。会員制スポーツジムには有酸素運動用のマシンはもちろん、筋トレマシンやレッスン用スタジオ、プールなどがあるためその日の気分や体調、目的によってトレーニングの内容をその都度選べるというメリットがあります。
また、お風呂やゆったりとしたスペースが確保されたシャワールームなど、スポーツ後に利用する施設もしっかりとしており綺麗なので、女性は通いやすいと感じることも多いかも知れません。
パーソナルトレーニングジム
パーソナルという名前がついていることからもわかるように、一人一人にトレーナーがつき、その人に合わせたアドバイスやトレーニングの方法を直接指導してもらえるのがパーソナルトレーニングジムです。
多くのパーソナルトレーニングジムはマシンでのジムが一般的で、プールなどの設備は付いていないことがほとんどです。初めてでもしっかりと教えてもらえるので、正しいトレーニングの仕方を覚えることができ、また基本的に予約制なので他の人の目を気にすることなくトレーニングに集中できるというメリットがあります。
また、短期集中で目標を達成するためのプログラムが組まれているので、いつまでに何キロ痩せたい、ここの筋肉を重点的に鍛えたいという要望にも可能な限り応えられるメニューを作ってくれます。ただし、その分料金は高めに設定されており、トレーナーとの相性も大切となってくるのでそこが合わないとうまくトレーニングが進まない可能性もあるでしょう。
公営ジム
公営ジムは市や区、町などその地域の自治体が管理運営を行っている公共のジムです。設備や置かれているマシンに関してはその自治体に任せている部分となるので、それぞれの地域によって設備が大きく異なる場合があります。
また、常に最新のマシンを取り揃えているということはなかなか少なく、古いマシンが多く並べられているということも珍しくありません。ただし、そこの地域に住民票がある人なら 1回200~300円程度という価格で利用できるので、リーズナブルさを求める人には最適です。
公営ということもあり、あまり夜遅くまで運営をしているジムは少なく、夜まで仕事をしている人などには通いにくさを感じることもあるでしょう。また、本格的なトレーニングを指導してくれるトレーナーなどもあまり在籍していないので、手軽なトレーニングなら良いですが突っ込んだトレーニングを求める人にはあまり向いていないでしょう。
初心者には会員制スポーツジムがおすすめ
これから初めてジムに通う、あまりスポーツの経験がないという初心者なら、設備が揃っていてトレーナーも在籍しており、さらに多彩なトレーニング方法が選べる会員制スポーツジムがおすすめです。
特に仕事をしている人なら24時間営業の会員制スポーツジムがぴったりですし、仕事後のストレス発散やリラックスタイムとしてもおすすめです。ぜひ会員制スポーツジムを検討してみてはいかがでしょうか。
ポイント・最近では24時間営業の会員制スポーツジムも増えている
・それぞれのジムに異なる特長があり、どれを重視するかを見極めることが大切
・初めてジムに通うなら会員制スポーツジムがおすすめ
ダイエットは継続!ジムに通うモチベーションを維持する方法とは
ダイエットをしようと決めても、それがなかなか長続きできない人はたくさんいます。それは、ダイエットへのモチベーションを保つことができないからではないでしょうか。ここでは、ジムに通ってダイエットを成功させるためのモチベーションの保ち方について触れていきます。
期間を決める
モチベーションを保てない理由の1つに、永遠にダイエットをし続けなければいけないような気持ちになってしまうからということが挙げられます。例えば3キロ痩せるという目標だけを立てると、1ヶ月後にはまだ0.5キロしか減っていない、6ヶ月後には2キロまでしか減っていない…となるといつまでダイエットを続ければ良いのかわからずモチベーションも下がってきます。
そうならないためには、具体的なダイエット目標を決めるのも良いのですが期間を設定するということが大切になってきます。おすすめなのは「3ヶ月」という期間です。果てしなく先ではなく、ある程度想像できる未来なので、頑張ろうという気持ちが生まれますしキツくても「3ヶ月なら」と耐えられる可能性があります。
3ヶ月である程度結果を出すことができれば、その先にまた3ヶ月頑張ろうと思うこともできるでしょうし、自分でもやればできるのだという自信にも繋がりダイエットが楽しくなることもあるのです。
SNSや動画を参考にする
最近では、SNSや動画サイトに様々なトレーニング動画をアップしている人がたくさんいます。そういったものを参考にするのもモチベーションを保つために大切です。
特に女性はトレーニング仲間をなかなか作りにくい場合もありますから、そういう動画を見て一緒にトレーニングしているような気持ちになれば、トレーニングが楽しくなって来ることもあるでしょう。また、そういった動画を投稿している人の中で憧れの人を見つければ、その人の様になりたいという気持ちからトレーニングを続けることもできるはず。
また、動画の種類や筋トレの種類もたくさん投稿されているので、日によって違うトレーニングができたり体調やトレーニングのきつさから選んだりすることもでき、無理なく続けることができるはずです。
ウェアやシューズなど形から入る
身につけるものを新しいものやお気に入りのものにするとモチベーションがアップするという人もいるでしょう。そういう場合は、トレーニングするためのウェアやシューズをまずは揃えて、気持ちを高めていくことからスタートすると良いでしょう。
とくにジムでトレーニングする場合は鏡を見る機会も増えるはずですから、お気に入りのウェアやシューズで運動している自分を見るとモチベーションがアップするということもあるはずです。また、そのウェアが似合う体型になろう!という気持ちが生まれることもあるので、見た目をまず整えてみるのもおすすめです。
SNSで報告
ダイエットの経過や結果について、思い切ってSNSで報告するというのもモチベーションアップにつながる方法です。できるだけ定期的に「今日はジムで〇〇をしました」とか、具体的に「スタートからマイナス◯キロ」などの報告をしていきましょう。誰かが見ているという意識があると、失敗したくないという気持ちやもっと頑張ろうという気持ちになりやすいはずです。
また、同じくダイエットをしている人とSNS上で知り合い、情報交換ができるようになるなど、ダイエットの後悔以外に新しい出会いなどのオプションも付いてくるかもしれません。
周囲に宣言する
周囲の友人や同僚、家族などにダイエット宣言をするのもおすすめです。ダイエットをしていることを知っていると食事に誘うのを控えてくれたり一緒に食事する場合もヘルシーなものを選んだりしてくれる友人もいるかもしれません。
周囲を巻き込んでいくと失敗したくない!という気持ちにもなりやすいので、ダイエットが成功するまでモチベーションを保ち続けることができる可能性が大きいのです。
ポイント・モチベーションアップのために具体的な目標を決めよう
・最近では動画サイトなどのトレーニング動画も参考にしやすい
・ダイエット成功のために周囲を巻き込むことも大切
ジムで必要な持ち物とあると便利な持ち物は?
ジムに初めて通う人は「何を持っていけばいいの?」と不安になることもあるでしょう。ここでは、ジムで必要な持ち物、また持っていくと便利な持ち物についてご紹介します。
必要な持ち物
まずは必ず持って行くべき物を見ていきましょう。
スポーツウェア
スポーツウェアは運動する上で欠かせないものの1つです。しっかりとウェアを揃えた方が楽しくトレーニングできるという人は、それ専用に買い揃えてもいいでしょう。はじめのうちは動きやすければTシャツなどでもOKなので、とにかく運動ができて汗をかいても問題ない服を準備しておきましょう。
ランニングシューズ
スポーツジムでは室内でも運動靴を必要とします。トレーニングマシンを使ったりスタジオでレッスンを受ける際にも必ずいるものになるので、外履きとは別に運動用のシューズを一足用意しておきましょう。中には外履きのまま利用できるジムもありますが、あまり多くはないので注意が必要です。
タオル
運動をすれば必ず汗をかきます。そのため必ずタオルを持っていくようにしましょう。汗が顔や身体にたれていると邪魔ですし気分がいいものでもありません。また、放置していると身体が冷えてしまったり匂いの原因になってしまったりすることもあるので要注意です。
そして、自分の汗を拭うだけではなく、マシンについてしまった汗を拭くためにも必要です。多くの人が使うマシンですから、他の人の事を考えて使い終わった後はキレイにしましょう。
水分
運動中はこまめな水分補給も忘れてはいけません。たとえ汗をそこまでかいていなくても水分補給は大切になってくるので、必ず水分も持っていきましょう。水または塩分や糖分のバランスがとれたスポーツドリンクがおすすめです。基本的にスポーツジムでも販売はしていますが、余計な出費となってしまうのでできるだけ持っていきましょう。
あると便利なもの
続いて、必須ではないけれど持っていくと便利なものについてご紹介します。
ヘアゴム
髪の長い人ならヘアゴムは必須かもしれません。トレーニング中汗で張り付いて気持ち悪かったりスタジオでレッスンをしていると、周囲の人の邪魔になってしまうこともあります。髪はしっかりとまとめてトレーニングに集中できるようにしましょう。
イヤホン
トレーニングに集中したいという場合は、イヤホンを持っていくのもおすすめです。好きな音楽を聞きながら周囲の音をシャットアウトしてくれるので、自分の世界に入りやすくトレーニングのことだけを考えられるからです。また、好きな音楽でテンションが上がるという人にはぴったりなので持っていった方が良いでしょう。
お風呂セット
トレーニングで汗をかいたら、シャワーやお風呂に入りますよね。そんなときに必要なのがお風呂セットです。中にはシャンプーなどを用意してくれているスポーツジムもありますが、そうではないところも多いので自分のシャンプーセットやタオルなどをしっかりと持っていきましょう。
化粧品
トレーニング後にお化粧直しをしたいという女性もいるので、そういう場合は化粧品も忘れないようにしましょう。また、お風呂後の基礎化粧品なども意外と忘れがちなので、ジム用に1つセットを作っておくと良いかもしれませんね。
時計
トレーニングに集中するために必要なアイテムとして時計も挙げられます。ジム内には時計も置かれていますが、マシンを利用している際などは腕時計で時間を確認したほうが気が散らないでしょう。時計があると「◯時までこのトレーニングをしよう」という目標も立てやすいので、持っていくのがおすすめです。
泳ぐなら水着も
会員制スポーツジムにはプールが併設されていることがほとんどです。プールを利用したトレーニングをするのなら、水着も忘れないようにしましょう。水着は運動に適したものを選ぶようにしましょう。また、水泳キャップが必要な場合もあるので、スポーツジムの規則をチェックしてキャップなどの準備もしましょう。
ポイント・ウェアやシューズは事前に揃えておこう
・楽しくトレーニングできるためのアイテムを考えてみて
・タオルやゴムは周囲へ迷惑をかけないためのアイテムでもある
自分に合ったジムを選ぼう!ジム選びのポイント
ここでは、実際に通うジムを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。自分はどの条件を重視したいのか、外せないポイントはどれなのかを考えながらチェックしてみてください。
立地条件
ジムを選ぶ際にかなり重要となってくるのは、ジムの立地です。定期的に通うこと、そして無理なく長く通うためには、行きやすい場所にあるかどうかをチェックする必要があるのです。例えば仕事帰りにメインで利用するのなら、職場から近いところ。
休日利用する場合や自宅からすぐにトレーニングしに行きたいのなら家から近い場所などです。とくに電車を利用するのなら駅チカがおすすめですし、車などを利用するのなら駐車場を利用できるかどうかなどもポイントとなってきます。アクセスの良さはモチベーションにも関わる部分なのでしっかりと確認しましょう。
料金
ジムの料金設定は様々ですが、ただただ料金が安いだけというのはあまりおすすめしません。どのくらいの料金でどのような施設が利用でき、どのくらいの時間使うことができるのかなど、コストパフォーマンスを重視した考え方をしましょう。
例えば安くても限られた時間や限られた施設しか使えなければ、思ったようなトレーニングができない場合もあります。また、高い料金を払ってもあまり行くことができなければ無駄になってしまうのです。だからこそ、ある程度料金の目安を立てることも大切ですが、その料金で満足できる利用ができるかを考えてみてください。
施設・設備の充実度
長く楽しくジムに通うためには、設備や施設が充実していることもポイントです。常に清潔にされていれば通いたい気持ちも生まれやすいですし、マシンの種類が豊富なら「次はこれを使ってみよう」など楽しみが生まれやすいのです。
また、お風呂やパウダールームがしっかりとしているスポーツジムもおすすめです。お風呂はたとえ運動しない日でも利用できるので、家のお風呂よりも大きなところでゆっくりしたいというときに重宝します。また、パウダールームはその後予定があるときにも安心なので、女性はその辺りをしっかりとチェックしておきましょう。
スタッフの対応
スタッフがしっかりと挨拶をしてくれたり施設や設備の使い方を快く教えてくれたりなど、対応が良いジムは続けたくなるジムでもあります。とくに初めてジムに通う人は心配事も多いでしょうから、スタッフが気持ちよく対応してくれると安心します。
反対にスタッフがいつも無愛想で質問しても適当に応えるようなジムは、毎回気持ちよく通うことができないので行きたくないと感じてしまうことも。スタッフの対応や雰囲気については体験や見学を行うことである程度わかるはずなので、入会を決める前に必ず体験や見学をしてその辺りを見極めるようにすると後悔しにくいです。
トータルで見て続けられそうかどうかと言うのを考えると、ジム選びがしやすいかもしれません。
ポイント・アクセスの良さは続ける上で重要なポイント
・料金は安さだけでなくコスパを重視して!
・続けたくなる設備やスタッフが居るかどうかも重要
武内教宜
ジム選びの際は「ジムに通っている自分の姿」をイメージしましょう。仕事後に行くなら職場の近く、休日に行くなら自宅の近くがおすすめです。行く時間が決まっていれば、その時間帯の混雑状況や子供のスイミングスクールなどと重なっていないかを事前に確認できます。どのような運動をしたいのかも考えて、筋トレが目的ならマシンの種類や台数、プールを利用するなら遊泳コースと歩行コースのレーン数、スタジオが目的ならプログラムの内容を確認してみましょう。
スポーツジム選びについてアンケートをとってみました!
先ほどジム選びのポイントについて紹介しましたが、実際に皆さんはどのようなポイントを重視しているのでしょうか。それを知るために、「スポーツジムに通う場合、どのようなポイントを重視してスポーツジムを選びますか?」というアンケートを行いました。その結果を紹介していくので、スポーツジムに通うことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
アンケートの結果は、「料金」が984票、「設備」が695票、「アクセス」が572票、「営業時間」が379票、「プログラム」が366票、「スタッフの対応」が341票、「口コミや評判」が170票となりました。その中でも料金は圧倒的な票数を獲得しています。
>やはり多くの方が料金を気にしており、なるべく安いスポーツジムに通いたいと考えていることが分かりますよね。次に多かったのは設備で、設備の充実度も重視している方が多いようです。
自分が鍛えたい部位のマシンが置いてあるのかなどは、スポーツジムを探す際にしっかりと見ておきましょう。また、3番目に多かったアクセスは、スポーツジムに通い続けるためには大切なポイントです。
駅から歩いていける距離にあるスポーツジムなどを選べば、通い続けられる可能性も高くなることでしょう。そのほかにも、営業時間、プログラム、スタッフの対応も300を超える票を獲得しており、さまざまなポイントを重視してスポーツジムを選んでいることが分かります。
どのようなポイントを重視してスポーツジムを選べばいいか分からない方は、ぜひこのアンケート結果も参考にしてみてくださいね。
まとめ
ここまでスポーツジムの種類や選び方など様々な角度からご紹介してきました。実際に通ってみないとわからないことはありますが、ある程度知識があればジム選びを慎重に行うことができ、続けやすいジムを見つけられる可能性が高くなります。
せっかく決意してジムに通い始めるのですから、後悔なくそして長く続けられるジムを見つけるために参考にしてみてください。実際に体験などに出向き、様々なジムを比較してみるのもおすすめです。あなたにとって最適なジムが見つかるといいですね。